循環型農業の促進

にじファームでは輸入に頼らない国内資源由来の肥料で野菜を育てたい

そこで網にかかったヒトデや海藻類を乾燥し、機械で粉砕した肥料の生成を開始。

ヒトデを活用することで海を守り、土壌の栄養にも繋がる今までにない取り組み。

実際に鳥羽から採ってきたヒトデ

ヒトデの持つ成分による効果

  • コレステロール誘導体により、連鎖障害などの肥料養分の偏りを改善し、土壌健康化を促進
  • ホルモン剤のような細胞膜を形成させることができるため、作物の栄養剤となり、病害虫に強く、微生物の繁殖も増加
  • 害虫、害獣の大脳を刺激し、防除効果が得られる
  • ボウフラの発生、有害菌の防除効果

農業生産性の向上が期待される点

①栄養素豊富な肥料

ヒトデは海洋深層水肥料として有機物を多く含むため、農作物の成長に必要な栄養素を提供し、土壌の肥沃化を促進。土壌が栄養豊富になることで、作物の成長が改善され、生産性がアップし、収穫量の増加が期待できます。

②土壌の改良

ヒトデ由来の有機物は土壌の保水性や通気性を改善する効果があり、乾燥による作物のストレスを軽減し、根の発育を促進します。

③環境への負担軽減

ヒトデの肥料は天然由来100%であるため、従来の化学肥料と比べ、環境への負荷が少ないと考えられます。農薬や化学肥料の使用量を削減することで、土壌や地下水への影響を軽減し、農業の持続可能性が高まります。

④循環型農業の促進

ヒトデの肥料は海洋由来の資源を用いることで、循環型農業の実践を促進します。海洋資源を有効活用することで、農業と海洋産業の相乗効果が期待されます。また同時に、アワビにとって食害であるヒトデを採取回収することは、アワビ漁を主とする海女文化の保護活用にも繋がることが期待できます。